地元の逸品と笹巻を詰め合わせたオリジナルセットを庄内のお土産物のプロが考案
子どもの健康と元気な成長を願う郷土食「笹巻」
「笹巻」は、子ども誕生と成長を祝う行事、端午の節句に食べられる山形県庄内地方の行事食です。全国的に端午の節句の行事食といえば「柏餅」や「ちまき」が代表的ですが、山形県の日本海側では、もちもちとした食感が特徴の和スイーツ「笹巻」が各家庭で親しまれてきました。すべて手仕事で作られる笹巻は、ひとつひとつ笹の葉でもち米を包み込みじっくりと煮込んで作られています。一般的なちまきとは異なり、青きな粉や黒みつをかけて楽しむ甘い郷土のおやつです。
地域ごとに味わいの違う2種類の笹巻
山形県庄内地方の笹巻は南北の地域ごとに異なる食文化であるのが特徴で、作り方も味わいも異なる2種類の笹巻がそれぞれの地域で親しまれてきました。
▼白笹巻(北庄内地域)
北庄内地域の白い笹巻は、笹の葉で巻いたもち米をそのまま熱湯で煮る調理方法で作られ、もち米の粒感を残したしっかりとした食感で、くせのない味わいが楽しめます。
▼黄色笹巻(南庄内地域)
南庄内地域の黄色い笹巻は、灰汁(あく)にもち米を浸して煮る調理方法で作られ、アルカリ成分をもつ灰汁のはたらきでもち米が黄色くなり、ぷるんともちもちした独特の食感が生まれます。さらに灰汁の持つ殺菌力や防腐効果のおかげで長期保存が可能になることなどから、昔は戦国武将や修験道の修行者である山伏の携行食としても重宝されていたと言われています。
もち米を包む笹の葉自体にも防腐や乾燥防止の役割があることから、笹巻は昔の人が食材を美味しく長く保存するために生まれた知恵のつまった郷土食であると考えられます。
味わいの違いの他にも、巻き方は「三角巻き」や「こぶし巻き」など多様で、地域に応じて一定の傾向が見られる特徴があります。伝統的には、携行食や端午の節句の行事食として食べられ、今では産直施設等に並ぶなど、地域の人々に愛され、深く根を下ろした食文化として伝承されています。
長年地元で愛されてきた笹巻、2022年に文化庁の100年フードに認定
このように地域の行事食として愛されてきた笹巻は、長年伝統を守り続けてきた郷土の味として、2022年に文化庁の「100年フード」に認定されました。「100年フード」は、日本の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、文化庁が認定しているものです。 初年度となる2021年度は全国から応募された食文化のうち131件が認定。2022年度は70件が認定され、山形県庄内地方では「むきそば」「酒田のラーメン」に並んで、鶴岡市の「笹巻(黄色)」も認定されました。
天明8(1788)年に庄内地方で起きた災害・飢饉を記録した『悪作付書記』(鶴岡市郷土資料館保存)には、「粽(ちまき)をにる如くの灰汁をこしらい……」という記述があり、当時から灰汁を用いられて粽(ちまき)が作られたことがわかります。これが現在伝わる笹巻につながるとすれば、230年以上の歴史を持っている食文化であることが考えられます。
参考:
全国各地の100年フード(文化庁)
https://foodculture2021.go.jp/jirei
鶴岡市の「笹巻」が文化庁の「100年フード」に認定されました|鶴岡市
https://www.city.tsuruoka.lg.jp/shisei/sogokeikaku/syokubunka/syokubunka-100food.html
伝統食文化を継承する作り手の後継者不足
昔は各家庭で手作りされていた笹巻ですが、手間がかかる調理方法のため、最近では作る家庭が少なくなってきています。さらに作り手においても人材不足や高齢化が進み、笹巻の技術の伝承が危ぶまれています。庄内観光物産館では、たくさんの想いと共に繋がれてきた伝統的な文化を後世に伝えていくために、「笹巻」の作り手の皆様と共に、全国へ郷土の味を届けていきます。
庄内観光物産館の笹巻のこだわり
庄内観光物産館では、地域に根差した食文化である「笹巻」をこれからも末永く、多くの人に親しんでいただけるように、販売方法を工夫しています。
1. 作り立ての笹巻をお届けする完全受注生産
1つ1つが手作りの笹巻を無駄にせず、多くのみなさまに味わってもらうために完全受注生産で注文を承っております。作り手への負担を最小限に、かつお客様へ手作りのおいしさをそのままに届けるためにも、作り置きの商品ではなく、受注してから作る出来たての笹巻をお届けしています。
2. 身体に優しい無添加のおいしさを届けるクール便配送
庄内観光物産館で販売している笹巻は、保存料不使用の無添加食品で、身体にやさしい自然な味わいが特徴です。手作りの美味しさをそのまま召し上がっていただくために、クール便でお送りしています。
3. 受け取りに便利な発送週指定
通信販売では発送週指定の取り組みも実施しており、お客様の希望に合ったタイミングで商品をお届けできるように配送体制を工夫しております。
※5月5日のこどもの日までに受取ご希望のお客様は「4月26日(水)」までにご注文ください。
4. 庄内のお土産品のプロが期間限定のセットを考案
例年の笹巻販売に加え、今年度は庄内の文化をより楽しんでいただくためのセットを考案しました。地元で笹巻と共に愛されている名品を厳選し、オリジナルセットとして期間限定で販売いたします。
【通販限定】100年フード「笹巻」を庄内の逸品と一緒にお届け!
A 子供の成長を祈願「からからせんべいセット」
「からからせんべい」は、山形県鶴岡市に江戸時代から伝わる手作りの郷土和菓子です。笹巻と同じ三角の形をした黒糖煎餅の中に、小さな玩具や民芸品が150種類以上の中から1品ランダムに入っており、開けるわくわく感が楽しめるお菓子です。地元の子ども達に大人気の「からからせんべい」は、端午の節句のお供えものにもおすすめです。5月5日の子供の日には、「笹巻」と共に親子でお楽しみください。
▼商品概要
セット内容:【笹巻 5個×2パック(黒みつ/青きな粉付)】【まるやま からからせんべい 10個】
商品価格:5,800円(送料別)
購入URL:https://item.rakuten.co.jp/shonai-kankobussankan/10002607
B 地元で親しまれるお茶請けコンビ「漬け物セット」
笹巻と同じくお茶請けとして親しまれる庄内の名物漬け物「あつみかぶ柿酢漬」「おみ漬」をセットでご用意。素朴で飽きのこない甘さの笹巻と、程よい塩気の漬物は、お茶を引き立てる名物コンビです。「あつみかぶ柿酢漬」は地元の伝統野菜「あつみかぶ」を、庄内特産の「庄内柿」から作った"柿酢"で漬込んだ爽やかな酸味が特徴の漬物です。「おみ漬」は、山形特産の青菜に、大根、人参、菊を混ぜ、しょうゆ味で仕上げたきざみ漬です。日常で、一息つく際のお供におすすめです。
▼商品概要
セット内容:【笹巻 5個×1パック(黒みつ/青きな粉付)】【あつみかぶ 柿酢漬 200g】【おみ漬 210g】
商品価格:2,700円(送料別)
購入URL:https://item.rakuten.co.jp/shonai-kankobussankan/10002609
笹巻の食べ方と自宅での保存方法
笹巻はそのままでもお召し上がりいただけますが、お好みで温めるとより美味しくお召し上がりいただけます。セットに同封している青きな粉と黒みつはお好みの量をかけてお楽しみください。笹巻は、冷凍で約1年間保存が可能な長期保存食ですので、ご家庭でいつでも食べられる子どものおやつとして常備するのもおすすめです。ご自宅用にも、贈り物にも、さまざまなシーンでご賞味ください。
※笹巻のあたため方法
・電子レンジ(500W|1個当たり)
冷蔵の場合 約30秒、冷凍の場合 約1分30秒
・ゆで(沸騰したお湯でゆでる)
冷蔵冷凍ともに 約5分
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<笹巻購入ページURLはこちら>
庄内観光物産館
楽天市場店:https://www.rakuten.ne.jp/gold/shonai-kankobussankan/sasamaki.html
Yahoo店:https://store.shopping.yahoo.co.jp/shonai-k-bussankan/bafbb4aca1.html
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山形・庄内のお土産を取りそろえた土産物専門店 庄内観光物産館
庄内観光物産館は、『プロが選ぶお土産施設』で全国3位(2023年現在)にランクインする庄内最大規模の土産物専門店です。庄内地方をはじめとするお土産・特産品・海産物を数多く取り揃える他、和食・海鮮料理・お手軽フードが味わえるお食事処もあります。1993年のオープン以来、山形・庄内の魅力の発信拠点として、多くの人に地元の名品・お土産品をお届けしてまいりました。
年中無休での土産物専門店の営業や各種イベントの開催、通販サイトでの販売を通して、地元文化の伝承を応援し続けていきます。
庄内観光物産館公式HP
https://www.shoko-corpo.jp/bussan/