今回のテーマは「クリスマス」。作品の制作条件や素材の指定はせずに、美味しくて、クリスマスに楽しみたいオリジナルレシピを募集。西日本、東日本の各予選大会を経て、計4校が決勝の舞台に臨みました。見事優勝し、文部科学大臣賞に輝いたのは、野田鎌田学園高等専修学校の「blue star」です。ラズベリー、ピスタチオ、チョコレートなどを使ったケーキで、袋が破けて中のおもちゃが落ちてしまった「あわてんぼうのサンタクロース」を表現しています。
また、道具を適正かつ大切に使用していたチームへ贈られる貝印賞(貝印株式会社)には飯塚高等学校(福岡県)のチーム「E’toile filante(エトワールフィラント)」が受賞。タリーズ賞(タリーズコーヒージャパン株式会社)には優勝した野田鎌田学園高等専修学校のチーム「blue star」、ペコちゃん賞(株式会社不二家)には慶誠高校(熊本県)のチーム「etoile(エトワール)」が、それぞれ選ばれました。貝印賞受賞チームには貝印が伊勢丹地下1階で運営する「キッチンステージ」にて、生徒が考案したレシピを提供することができる、オリジナルレシピ共同開発権が贈られます。タリーズ賞、ペコちゃん賞受賞チームには、各企業とのコラボ商品開発権が贈られます。決勝大会審査員は、永井紀之シェフ=写真左端=と鎧塚俊彦シェフ=同右端=が務めました。
また昨年度より、料理好きな全国の高校生たちの自己表現の場として新設された「高校生スイーツレシピチャレンジ」部門には、91校558件の応募がありレコールバンタン高等部東京校2年久保田真都花さん「クリスタルドネージュ」、レコールバンタン高等部東京校2年本多アリシア珠梨さん「ソリスマス」、田辺高等学校3年山本愛海さん「ブッシュ・ド・ノエル・オ・クレープ」の3作品が、三ツ星レシピ賞に輝きました。
「スイーツ甲子園」は、食生活の充実や食文化への理解促進、将来のパティシエ育成などを目的に、2008年より貝印が、2020年度(第13回)からは事業譲渡により産経新聞社が主催しています。